街の「ダイニング」を創る
前面道路である『はなみずき通り』の拡幅に伴う改築として計画された洋食店とそのオーナー家族の店舗併用住宅である。
変形の上決して広いとはいえない敷地に店舗と住宅をいかに機能的に内包させるかというところに腐心した。外装、内装共、デザイン的にはオーナーの温かな人柄を最大限引立つような優しい仕上げを心掛けた。
お店も無事オープンし、嬉しい事にお客様にも好評で、ランチには行列ができるほどである。これを見るに当初からのコンセプトであったこの街全体の「ダイニング」を創る事が出来たのではないかと思っている。
店舗部分
客席奥からボックス席を見る。
竣工パーティの様子。 ここはカツサンドが有名です。
2階客席から吹抜を通して1階ボックス席を見る。
吹け越しに2階客席を見る。
2階客席。 隠れ家という感じです。
奥は2階のバックヤードになっている。
住宅部分
3階のオーナー住宅部分からテラス方向を見る。
4階の浴室。浴槽は青森ヒバを加工したもの。オーナーの友人が特別に製作してくださった。浴室内がヒバのいい香りに包まれます。
建物諸元
建築場所:東京都墨田区八広4-25-8
建物用途:店舗併用住宅
用途地域:商業地域
防火地域:防火地域
敷地面積:86.9m2
建築面積:69.5m2
延床面積:205.4m2
構造規模:鉄骨造4階建
竣 工:平成16年
工 事 費 :お問い合わせください
ちなみにオーナーは元ソフトバンクホークスの王貞治監督と従兄弟であり、お店の歴史や家族関係などは墨田区の公式ホームページ「五十番物語」に詳しく記載されているので、ご興味のある方はそちらを参照して下さい。