HOME | WORKS | タンスに押しつぶされる家

文京区大塚、護国寺そばの閑静な住宅街の中にその中に家はある。
 
木造2階建て、建坪7坪の決して広いとは言えない空間に4人家族が住んでいる。収納スペースがあまりにも少なく、なおかつ一般よりも物が多いため、部屋中に物があふれていた。家族のケンカの原因はいつも『片付け』の事。
 
ご依頼主は家族に対する思いがあふれている。
 
共働きで家族が顔を合わせるのは夕食の時ぐらい。
せめてこの時間は子供たちと笑顔で食事がとれれば。
そろそろ思春期を迎える子供たちのそれぞれの部屋や夫婦の部屋があれば。
子供たちいづれ巣立っても変える場所を残しておきたい、と。
 
今回は、狭小住宅での最大限の収納量の確保と居住空間の確保をローコストで実現させるという矛盾した難しいテーマに取り組んだ。
 

◎お施主さんからの要望

 膨大な量のものを納めるための収納スペースの確保。
 思春期を迎える子供たちそれぞれの部屋とご夫婦の部屋の確保。
 共働きのため家族が揃うのは夕食の時間しかなく、家族全員揃って食事がとれる
 スペースが欲しい。
 とにかく脚が伸ばせるお風呂が欲しい(ご主人唯一の要望) 

◎その他の細かな工夫

とにかく収納量が足らない。ここでは収納をメインにご紹介します。

◎2階夫婦の部屋

 

解体前の木瓜の木

改修は

改修前は6畳の和室だった。そこへ新たに1間半分の押入と仏壇置きを設えた。生活スペースとしては多少狭くなったが、就寝する分には必要にして十分である。これで納戸にあった 3竿分のタンスの収納量は確保出来た。
 

◎2階長男の部屋

当初からの要望で2階はそれぞれ独立した子供部屋と夫婦の寝室を設けることが要求された。ただ、3室をこの床面積の中で確保することは難しかったため、増築をしないでなんとか生活スペースを増やす方法を考えた。
幸い、当初から洋室の天井裏に2畳ほどの収納ロフトがあり、工夫次第では就寝スペースになると判断し、長男はそれを利用することにした。

 
元々納戸だったスペースは長男の勉強スペースとした。隣の長女との部屋はクローゼットで仕切り、その上部を足代わり(キャットウォーク)に使い、このはしごを使って就寝スペースであるロフトへとアクセスする。(写真左)
ロフトからキャットウォーク方向を見る。左側にある格子は階段と空間的につながり、空気の通り道を確保し、熱さ対策としている(写真上)
 

◎長女の部屋

元々長男が使っていたハイベットんい塗装を施し、再利用した。ベッド下に勉強スペースを確保するためベッドの脚に下駄をはかしている。ベッドに横になった時に窮屈にならないように天井を屋根勾配なりにし、圧迫感を軽減させた。

◎建物諸元

 建築場所:東京都文京区
 建物用途:専用住宅
  敷地面積:33.3m2
 建築面積:23.6m2
 延床面積:46.7m2
 構造規模:木造2階建
 竣  工:昭和60年 平成21年改修
 工 事 費 :お問い合わせください

 
 
放送終了後こんなコメントをお寄せいただきました。
一部を紹介いたします。



毎週ビフォーアフターを見ています。
あの多くの物が本当に収納出来るのかと思いながら見ていました。
デットスペースとはあんなにもあるものなんですね~。
今回は予算が限られている中での改築、楽しく見ました。
(名古屋より)



大谷様 こんばんわ。
テレビを見てブログを拝見いたしました。
現在、妻と義理のお母さんと暮らしております。
毎週本日の番組を見ておりますが大谷様が今まで一番気に入りました。リフォームを現在考えておりますがお願いしたい建築士の方の候補になりました。リフォームはまだ先ですがその際にはご相談よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。これからも素敵なお家を作ってください。
(Y.N)



初めまして、DTSGと申します。
「大改造!!劇的ビフォーアフター」見ました。
すごく良かったです。800万円であのクオリティは圧巻でした!
これからもご活躍期待しております。
(DTSG)



初めまして、横浜在住のSと申します。
大変楽しく番組を拝見致しました。
限られた低予算での、デッドスペースの考え方や天井ロフトの取り込み方、玄関からの視線回避方法など、今までにない新鮮な感じで、参考にしたいと思います。
話が進みそうならば、是非ご相談させて下さい。
(S)