向島の家

 
墨田区向島に住居兼事務所を構えました。
方には芸妓さんたちがカランコロンと下駄をならしながら行きかう風情のある街の一角です。

向島の家

鉄骨3階建住宅を改修

築44年の鉄骨造3階建ての建物を耐震補強し、一部を除き内装をほぼ撤去し再生させました。周囲を他の建物にぴったりと囲まれた典型的な都市の建物ながら、大きな開口を穿ち、自然の材料をふんだんに用い、ひろびろと、あたたかく、あかるい空間を実現できたと思います。

実施設計の事前準備

昭和48年の建物ということで既存図面は残っていませんでした。そこで改修前の設計段階で可能な限り図面復元を行ないました。平面はもとより、高さ方向も詳細に調査、と同時に柱梁の寸法も可能な限り調査を行ない、図面復元をしました。

 耐震補強を行なう

それに基づき現況構造基準に準じ、構造計算を再度行ない、梁端部に新たにハンチを設け、またブレースの新設を行ない構造補強を実施しました。

 
 
 
 
 
 

改修前の外観

向島の家

鉄骨3階建住宅を改修

築44年の鉄骨造3階建ての建物を耐震補強し、一部を除き内装をほぼ撤去し再生させました。周囲を他の建物にぴったりと囲まれた典型的な都市の建物ながら、大きな開口を穿ち、自然の材料をふんだんに用い、ひろびろと、あたたかく、あかるい空間を実現できたと思います。

改修前の外観

実施設計の事前準備

昭和48年の建物ということで既存図面は残っていませんでした。そこで改修前の設計段階で可能な限り図面復元を行ないました。平面はもとより、高さ方向も詳細に調査、と同時に柱梁の寸法も可能な限り調査を行ない、図面復元をしました。

 耐震補強を行なう

それに基づき現況構造基準に準じ、構造計算を再度行ない、梁端部に新たにハンチを設け、またブレースの新設を行ない構造補強を実施しました。
 

庭園解体

前面道路側の元庭園を解体中

1階解体中

1階の解体状況

1階解体中

1階の解体状況

新ブレース

新たに設けた平鋼のブレース

新ブレース取付部

ブレースの足元

新ハンチ

ハンチの取り付け(錆止め塗装がされていない部分が新たに設けたハンチ)

 

外観

夜景

採光は道路側からしか期待出来ないので、大きな開口を設けた。 夜、外から見ると内部の照明によりぽっかりとあたたかな雰囲気が浮かび上がる。

枕木の駐車場

枕木の部分は駐車場。間にタマリュウという日陰に強く、踏まれても丈夫な植物を植えてます。ここは業者さんには頼まず私の自力施工。

ヒノキの外壁

玄関扉。外壁のヒノキ材と合わせた。

玄関・玄関ホール

ケヤキの敷台

ホール側から

5つの掌

漆喰に残した家族の手形

家内の帯を

壁の一部を床の間に見たてて

タマリュウの連続がアプローチを長く見せる

タマリュウが外部から玄関内部へ入り込む

ダイニング・キッチン

家族でキャンプ

キャンプの楽しみは、焚き火を囲んで過ごすことである。子供たちはマシュマロを焼いたり、大人たちはチーズを焼いたりしながらお酒を飲み、おしゃべりをしているうちにあっという間に時間は過ぎてしまう。
 
『火』はふしぎな魔力を持つ。コントロールを失うと災害になるがうまく操れば、人は暖をとるために、あるいは食事をするためにそこに集い、自然と笑顔になる。
 

火棚 

この空間自体、天井高はあ2,600ある。食事するところというのはあまり天井が高いと落ち着かなくなるので、その対策として火棚を高さ2,100に吊るし、安心感を与える役目を与えた。

 
 
 

火の効用

私は今回の計画にあたり『火』をみんなが集まるところの中心に据えることを考えた。囲炉裏や薪ストーブという選択肢もあったが、都会での薪の確保が難しい。そこで火鉢を思いついた。それをダイニングテーブルに最初から組み込んでみてはどうかと。
 

内装仕上げ

1階の仕上げは、床はシルバーチェリーの無垢のフローリング、壁はしっくい塗り、天井はプラスターボードにEP塗装を施している。しっくいの調湿作用は素晴らしく、サッシュのガラス面にはほとんど結露はみられない



 

浴室

浴室は子供たちと一緒に入れるように大きめに設計

外壁側に全開口サッシュを設け、夏には開け放すことを考えている。まだ施工されていないが、サッシュの外にはウッドデッキを設け、そこでビールを飲むのが今のところのささやかな夢である。色彩は白を基調とし、清潔感や明るさが確保出来るようにした。

駐車場から見る


駐車場から見る


スタディルーム・子供部屋

2階は子供たちの空間である。

まず考えた事が、この建物は道路側からしか採光が期待できないため、その採光をいかに奥に届けるかということ。
それから、完全な個室としてしまうとコミュニケーションがとれなくなってしまうので、緩やかに各人のスペースを分けるにはどうすればいいかという事。
そこで、稼働間仕切りで必要な時だけ仕切れるようにする事を考えた。昼間の間、開ければ道路側からの採光を奥の方まで得ることができ、夜勉強する時や寝る時は閉め、個室にする事が出来る。
また、我が家は子供3人なのだが、長男や次男の友達が末っ子の勉強を見たり、末っ子の友達と兄たちが一緒になって遊べるような、そんな世代間交流が出来るスペースを作りたいと思った。
 

 スタディルーム

下の写真は左から順に稼働間仕切りを閉めていく様子を写したものである。中央部屋が世代間交流を期待して作ったスペースでスタディルームと名付けた。その右側に1室、左に2室ある。左の2室もそれぞれ分けられるようになっている。
2階の仕上げは、床はコルクタイル、ひまわりオイル仕上げ、壁、天井共、シナ合板オイルフィニッシュとした。
オイルは家族総出で、手をベタベタにしながら塗ったが、それもまたいい思い出である。

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「外」の居間

アウトドアリビング

都会にいながら風や光や星に接し、四季を感じられる空間が欲しいと思い、3階には『外』の居間を設けた。

駐車場から見る