ENVIRONS
いま、世界はこれまでの文明モデル 「分離」「拡大」「競争」「物質至上」からの転換を迫られています。
自然と人、人と人、命と命
あらゆるつながりが断たれ、バラバラにされた果てに、気候変動、格差、孤独、精神的喪失といった問題が噴出しています。
しかし、私たち日本人は、古くから「すべてに命が宿る」という感性—アニミズムの世界観—を大切にしてきました。
それは、自然と共に生き、目に見えないものを敬い、人と場との関係性を丁寧に結ぶ文化です。
このような精神性をいま、私たちは再発見し、現代の言葉と技術で再構築することが求められていると感じます。

今を取り巻く環境の問題点
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社会環境:都市の空洞化、空き家問題、地域共同体の希薄化
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精神環境:価値観の揺らぎ、孤立と不安、AI時代の人間性の模索
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経済環境:成長から循環へ、所有から共有へ、拡大から内省へ
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文化環境:伝統と革新の狭間で揺れる地域文化と暮らしのかたち
結びの時代へ
QUESTWORKSの時代観
私たちQUESTWORKSは、「命を観て、結び、創る」という理念のもと、建築を単なるハードではなく、命と命を結び直す「場」として設計しています。
この転換期において日本は、
アニミズムの叡智と先端技術をつなぐ、世界でも稀有な立ち位置にあります。
そして私たちはこの日本に生き、この時代に立つ建築家として、
以下のような時代的環境を見据えながら、日々の実践を続けています。
終わりではなく、“始まり”の場として
この時代の転換点において、私たちは、建築を通して
「分離」ではなく「結び」へ
「破壊」ではなく「再生」へ
「我」ではなく「共」へ
そんな未来の兆しを、生きた空間として形にしていきます。
QUESTWORKSは、“命が響き合う文明”のための建築活動を、ここから発信していきます。
中大規模木造建築の推進
森と人をつなぐ建築の再興
地域との共創
共に「営む」暮らしの再構築
古民家再生と空き家活用
命をまっとうする場の再編集
命を観るデザイン
見えるものの奥にある気配・結び・祈りをかたちに